庭の植木 甘やかしてはいけない!
とても素敵なお庭のあるお宅で、
「植木の水やりに1時間もかかって大変です!」と
そこの奥様は、おっしゃってました。
そのお宅は、お庭をなくして、マンションを建設される事になりました。
そこで私はサルスベリの木を分けていただきました。
今も私のお寺で、毎年夏には素敵なお花を咲かせてくれています。
ある日、別のお宅で、そこもお庭に木々が植っていました。
私は「お水やりが大変でしょうね!」とご主人にお話ししました。
するとご主人は「木を甘やかしてはいけないのです!」とおっしゃいました。
「どういうことですか?」聞き返しました。
するとご主人は「あまり可愛がって水をやりすぎると、
木は甘えて根を伸ばさなくなる。」ということでした。
山に生えてる木々は、人が水をあげなくても、生き生きとしています。
そのお宅の庭の木も、すでに自然の一部になってるのです。
人間の子供であっても、世話を焼きすぎると、
その子が持っている能力を奪ってしまう事があるように思えました。